ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣

ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』（英題: The Legend of Zelda: A Link to the Past/Four Swords）は、任天堂から2003年にリリースされたゲームボーイアドバンス専用のアクションアドベンチャーゲームです。この作品は、1991年に登場したスーパーファミコン向けの名作『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』自身のリメイク版と、新たに制作された『4つの剣』の二つのタイトルを一つのソフトに収めています。

2004年には、収録されている『4つの剣』がニンテンドーDSiウェアとして移植され、2024年6月18日にはNintendo Switch Onlineの一部としても配信が始まります。これにより、より多くのプレイヤーがこのゲームを楽しむ機会が広がります。

ゼルダの伝説 神々のトライフォースの特徴

主な変更点

このリメイク版では、いくつかの重要な変更が加えられています。まず、画面比率がゲームボーイアドバンスに最適化され、プレイヤーはより鮮明なグラフィックを楽しむことができます。また、ダンジョン内の仕掛けやテキストメッセージの一部が改訂され、リンクが攻撃を行う際に掛け声を上げるようになりました。加えて、両方のゲームをクリアすると、「4つの剣の神殿」という新しいダンジョンが追加されます。

新作『4つの剣』

『4つの剣』は、最大4人までの協力プレイに対応しており、プレイヤー同士で通信ケーブルを用いて連携しながら進行します。このゲームでは、従来の作品と異なり、ステージクリア型の進行が特徴です。プレイヤーたちは協力してダンジョンの仕掛けを解いたり、敵と戦ったりする必要があります。各ステージは複数のコースに分かれており、最後のコースにはボスが待ち構えています。

システム

『4つの剣』では、敵を倒したり草を刈ったりすることでルピーを獲得します。獲得したルピーはプレイヤー全員で共有され、コースの終了時には最も多くのルピーを集めたプレイヤーが「勇者のメダル」を受け取ります。また、ステージのクリア後には、プレイヤー全体のルピーに応じて異なるカギを手に入れることができ、これが次の冒険に役立ちます。

ゲームプレイ中にライフが尽きると、プレイヤーは一定のルピーを支払うことで復活することができますが、ルピーが足りないとゲームオーバーに直面します。各ステージの最終ボスとの戦いが終われば、次のステージへと進むことができるシステムになっています。

ストーリーとアイテム

物語は、ハイラル王国に現れた「風の魔人グフー」が娘たちをさらうところから始まります。一人の少年が剣の力でグフーを封印した事から、特別な剣が王国の神殿に祭られることになります。時が経ち、ゼルダ姫が異変を察知し、リンクと共に神殿へ向かうと、グフーに襲われてしまいます。この冒険を通じて、リンクはフォーソードを用いて四つに分身しながら、ゼルダ姫の救出を目指します。

アイテムは、ステージ内に設置された台の上に置いてあり、プレイヤーは一つのアイテムを所持する形になります。盾や弓矢、バクダン、ペガサスの靴といった装備品があり、さまざまな特性を持ったアイテムを駆使して攻略していきます。特に、競争要素があるルピーを集めることや、協力プレイの楽しさが強調されています。

最後に

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』は、リメイクにより新たな魅力を加えているだけでなく、協力プレイを通じて多人数で楽しむことができる作品です。シリーズファンだけでなく、新しいプレイヤーにも楽しんでもらえるような要素が詰まっています。

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